当時私は20歳で3年ほど付き合っていた彼女がいました。彼女は大学生で、私は仕事をしていたこともあり学生の時から比べると会う時間も減り、お互いに干渉し合うような関係ではありませんでした。

そんなある日、仕事帰りに友人と待ち合わせをして居酒屋へ行ったあとカラオケに二次会で行くことになりました。しかし、部屋は満室だったので待っていると、近くに三人組の女の子が寄ってきました。こちらも三人だったため声をかけ、そのまま意気投合したこともあって六人で一部屋に変更してもらうことになりました。

三時間ほど歌ったあと、終電の時間が近づいていたため帰ることになり、友人とは帰る方向が別々だったのですが、女の子の1人が同じ方向だったため一緒に帰ることになりました。特に特別な感情があったわけではありませんでしたが、お酒もだいぶ入っていたため、手を繋いで駅へ向かっていると、反対方向から見慣れた顔が歩いてきました。それは彼女でした。3年間付き合ってきた中で、ばったり会うということは1度もありませんでしたが、よりによってどこからどう見ても浮気現場という状況でした。見つけるやいなや繋いでいる手を振りほどき、急いで駆け寄りましたが時はすでに遅く、そのまま女の子を置き去りにして近くの公園へ行きました。2時間ほど誤解を解くため、必死に言い訳をしましたが彼女の怒りは収まることなく終焉を迎えることになりました。

別れ際に1つだけ疑問が残ったので聞いてみることにしました。私がその日遊んでいた場所は、彼女の家からは遠く滅多に来ることがない場所だったためなぜここにいるのかを聞いてみたくなったのでした。その理由は、たった一言「直感」というもので今となってはそれが本当だったのか、他に理由があったのかはわかりません。

ただ、もし直感だとすればこれほど怖いものはないと感じた出来事でした。

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